鼠径そけいヘルニア腹腔鏡手術の体験記!脱腸になった。

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40代中年男です。

この度、鼠径(そけいヘルニア)になってしまって、人生初の手術と入院を体験してきたのでその一部始終をレポートしたいと思います。

病室

まず鼠径(そけい)ヘルニアとはいわゆる゛脱腸(だっちょう)”のことです。

僕も実際に自分が診断されるまで知りませんでした。

脱腸は皆さん聞いたことがあると思いますが、正式な名称は『鼠径(そけい)ヘルニア』で、病院ではそういう呼び方で言われます。

まずは症状を感じてから最初に病院に行くまでを書きますね。

 

救急で受診!症状、場所、痛みは?

初めて症状というか異変に気づいたのは、はっきりとは覚えていないのですが2ヶ月ぐらい前でしょうか。

右側の足の付け根の股間の少し上の前側に直径3センチくらいのこぶのような膨らみに気づいたんです。

でそのこぶは触ると柔らかくて、触っても痛くないんです。

面白いのが仰向けに寝ていると引っ込みます。

だから朝起きたときは引っ込んでいるんです。でこのまま収まってくれたらな…なんて思うのですが、起き上がって少し活動し出すとまた出てきます。

なんだろうな…、なんか変な病気だったら嫌だな…と思っていたのですが、特に痛くもなく生活に支障もないのでちょっと様子を見ていたんですね。

ちょうど年末に差し掛かってきたというのもあり、予定も色々とあったのでもしここで病院に行って、すぐ手術、とか言われたら嫌だな…という気持ちもあったので。

あとは自然に治らないかな…なんて淡い期待もあったり。

 

時間外の救急で病院の外科に

そんな感じで12月を過ごしていて、一通り予定が終わって落ち着いてから新年に病院にいこうかななんて考えていたら、異変が起きちゃいました。

あれはとあるクリスマスのホームパーティーの日です。昼間からいろんなごちそうを食べてお腹がポンポンになっちゃったんですよね。

またずっと地べたにあぐらをかいて座っていたんです。それで圧迫されたのかもしれません。

そしたらお腹が張ってきたんです。何度かトイレに行ったりしていました。

で夕方クリスマスパーティーが終わって家に帰る途中です。

お腹の張りの不快感が続いて、同時に足のつけねのコブがいつもより違和感が強くなってきて痛みを感じるようになってきたんです。

家に帰るとその痛みが強くなってきて、トイレでそのコブを触ってみると、いつもは柔らかいコブが固くなって痛み出してきたんです。

次第に歩いたり、立つのも難しいくらい痛みを感じるようになってきました。

これはまずいな、すぐに病院で診てもらう必要があるなと体感的に分かりました。

でもその日はあいにくの休日。

妻に時間外で救急で診てもらえる最寄りの病院に電話してもらいました。

で診てもらえるということで急いで妻に車で送ってもらうことに。

ちなみに鼠径ヘルニア(脱腸)は外科になります。

なんとなく内科なのかどの科なのかわかりにくかったりしますよね。

でも外科なので時間外の場合、外科の先生がいらっしゃらない場合、診てもらうことができません。

 

原因は?

病院で先生に言われたのですが、鼠径ヘルニア(脱腸)には先天的なものと後天的なものがあるそうです。

僕の場合は年齢的にもちろん後天的な原因によるものということでした。

原因ははっきりと特定することは難しいのかもしれませんが、運動不足や立ち仕事なども考えられるそうですね。

運動不足や立ち仕事の習慣が原因となって足の付け根の筋肉に隙間ができるんだそうです。

僕の場合もそれかな…と言う感じです。

僕は普段家でパソコンで仕事をしています。それも最近は立ってパソコンをしています。

座りっぱなしだと本当に足腰が弱るような気がして意識的にスタンディングデスクでパソコンをしてんたんですよね。

これは原因としてあるかと。

それに加えて一日のなかで歩くことが少ないんです。だから運動不足なんでしょうね。

どうやら立ちっぱなしもよくないし、座りっぱなしもよくないようです。どちらも適度に、そして歩くことですね。

これからはウォーキングも習慣にして生活を改める必要がありそうです。

 

手術名、鼠径ヘルニア腹腔鏡手術

初診で症状や状態を伝えると、すぐに鼠径ヘルニアですね、と診断されました。

右側の足の付け根の柔らかいコブのようなものは腸だったんですね。

で鼠径ヘルニア(脱腸)の場合、手術は避けられないということを言われました。

あとは手術をいつやるかということ、手術の準備のための体の状態の検査を受ける必要があることを言われました。

手術の時期は仕事の都合などを考慮しながら決めることができるようですね。

大丈夫なら一ヶ月とか遅らせても構わないといわれました。

僕はもう痛くなった時のような経験はいやだったので最短の日程でお願いしました。

 

手術前の体の検査

で数日後に体の検査をしました。

心電図、血液検査、尿検査、胸部と腹部のレントゲン、腹部MRI、エコーなどです。

あとは全身麻酔での手術になるのでその準備のために必要な歯科検診もありました。

歯科を受ける理由は、全身麻酔中に酸素を確保するために口から気道に管のようなものを入れるらしく、その際に口のなかの雑菌が体内に入らないように炎症を抑えるうがい薬を処方されます。(手術まで毎日数回食後にうがいをする必要があります。)

またグラグラの歯があるとよくないため、調べられます。全身麻酔中に変な力が入ったりすることがあるそうで、その際に歯が抜けて体内に入ってしまう恐れがあるからだそうです。

あとはおへその掃除をするように指示されました。

へそってゴマが溜っていてとても不潔なんですよね。それをきれいに取り除くように準備する必要がありました。

ベビーオイルをへそに浸してしばらく置いて綿棒で掃除します。

 

手術の方法は?

一通り決められた検査をして問題が無ければ、手術日を待ちます。

僕の場合、人生初の手術と入院です。結構ドキドキでした。

手術の方法は、腹腔鏡手術という方法を用いるといわれました。

従来の手術の方法と比べて、傷が小さく術後の痛みが少ないという説明を受けました。

どんな手術かというと、おへそとおへそから左右7、8センチぐらいの場所に小さくメスを入れて(合計三カ所)そこから腹腔鏡っていう細いカメラのようなものを入れてモニターで様子を確認しながら、腸が出てくる場所に体に無害なメッシュのようなものを入れてガードするということでした。

 

手術の時間

時間は右側だけなら3時間程度で左側も一緒に行う場合、もう少しかかるといわれました。左側も同時に行うかどうかは手術時に判断するとのことでした。今後左側も同様の症状の恐れがある場合、同時に行うという話でした。

おへその傷はパッと見では分かりにくいですし、左右の傷は5ミリから1センチ程度です。

 

入院期間、日数

では実際の入院期間の様子や日数について書きます。

 

一日目

入院期間は2泊3日です。

初日朝9時に病院に行きました。

手術は初日の13時からの予定です。

前日の夜9時から絶食、当日は3時間前から水分もとることができません。

当日朝、まず歯科を受診しました。歯を磨いてもらったりしました。その後、受付で入院の手続き。

病室を案内され、その後は病室で待機しながら時間を待ちます。この間に看護師さんが何度か来てくれて手術時の色んな注意事項などを説明をしてくれます。

この待ち時間は結構長くてなかなかない独特な感覚の時間でしたね。入院も手術も全身麻酔も初めての経験でドキドキでした。

で時間が来るといざ手術室に向かいます。看護師さんに案内されながら一緒に手術室まで徒歩で向かいます。

手術室も初めてで独特な印象でした。

手術台に寝そべって、点滴を受けて、酸素マスクのようなものを付けたのかな?

全身麻酔初体験

で息を吸ってください、吐いてください~眠くなりますよ~みたいなことを言われたと思います。

そこから記憶がありません。

初めての全身麻酔。こんなに簡単に人間の意識ってなくなるんだ…と妙に感心です。麻酔が効いている間は何をされているのか全く分かりません。当たり前ですが。

で、次の記憶は自分の病室です。

終わりましたよ~って看護師さんに言われたと思います。

あ、終わったんだなと思いました。

足の指を動かしてみたら、動きました。麻酔も切れているのかな…と思いました。

その時ちょうど妻が病室にいてくれて、時間が気になったので聞いてみたら、16時過ぎと教えてくれました。

当日の手術後

酸素マスクや、点滴、尿の管とか、他にもいくつか体に付いていました。

まず4時間後に酸素マスクをとってもらいました。

この頃のことはあまりはっきりと覚えていません。

手術をしたばかりというのもあって体をあまり動かしたくないという気持ちもあったり、色んな場所が痛かったと記憶しています。

寝返りとか打っても構わないと看護師さんに言われたのですが、寝返りをできるような状態ではなかったですね。とにかく腹筋が痛かったです。

横なんて向けなかったです。

我慢できるかできないかぐらいの痛みだったと思います。

ではっきりと時間は覚えていないのですが、夜に先生が様子を見に来てくれて、痛いのなら痛み止めを点滴に入れますということで入れてもらいました。

それでも痛みはまだあったのですが、ある程度痛みも和らぎ少しでも辛くない体勢を模索したりしながらやり過ごしました。

あとから思ったのですが、体の色んな所に力が入ったりしていましたね。手とか肩とか首、背中など。

看護師さんに聞いたら水分は多少とってもいいということだったのでストローを用意してもらい、ペットボトルのお茶で口の中を湿らしたりしました。

そんな状態で初日の手術日の夜はうとうとと眠りながら時間が経っていきました。

夜中も何度か定期的に看護師さんが血圧を測ってくれたり、熱を測るために来てくれました。

微熱があったようです。

 

二日目

二日目も点滴に痛み止めを入れてもらいました。

午前中、少しづつですが寝たままで左右に体を動かしていきました。

午後には点滴も取れるということでした。

点滴を取った後は、飲み薬の痛み止めで対応するということでした。

その前のお昼頃に看護師さんに体を拭いてもらいました。そして尿の管をとってもらいました。これも初体験でしたね。つままれながら。少し傷みがあります。

そして昼頃から座ったりする練習をしたのですが最初は本当に腹筋や肩とかも痛くてなかなか大変でしたね。手術後の痛みで変な力が入っていたんだと思います。

傷口の痛みより腹筋でしたね。

それでも少しづつ慣らしていきながら、病室内で立つ練習などをしました。こんなに立ったり歩いたりするのがつらいと感じたことはなかったほど。やっぱり手術って大変な行為なんだな…と実感。

でお昼に手術後初めての食事が出ました。最初はおかゆという話だったのですが普通のご飯食をだしてもらいました。

写真を撮り忘れたのですが、ご飯、サバの西京漬け、かぼちゃの煮物とかだったと思います。

そんなに食欲はなかったのですが、意外とおいしかったです。病院の食事って美味しくないとかよく聞くので。初病院食、普通に美味しい味付けでした。

で胃の負担を考えて食事をゆっくり食べて、休憩していると少し力が出てきました。やっぱりご飯を食べるって大事だな…と実感しました。

でだんだんと少しづつ体に力が入るようになってきて、病室をゆっくりと歩いたりして体が動くように慣らしていきました。

午後の二時から歯科を受診する予定になっていて、病室は三階だったのですが一階まで自分で歩いていく必要があったので。

で予定の二時に一階の歯科まで何とか歩いていきました。この時はまだ点滴が付いたままでした。

歯科が終わってしばらくすると点滴を外してもらえました。

これで晴れて体に付いているものがなくなって自由になりました。

この後はスマホを見たりして過ごしました。

痛み止めは飲み薬に代わりました。

まだ痛みもありましたが、この頃からスマホを観たりして過ごせるようになりました。

この日の夕食です。

病院夕食

お腹も空いてきて美味しかったですね。

ロールキャベツ、茄子とベーコンの煮物、モヤシのサラダでしょうか。

この日は夜もかなり長い時間眠ったと思います。途中何度か目覚めたりトイレに行ったりしましたが。

 

三日目

退院の日です。

退院の時間は自由に決めていいということでした。

僕は妻に連絡して11時ぐらいに迎えに来てもらうようにお願いしました。

昼食をとらずに退院という段取りにしました。

朝食

この日の朝食です。

ご飯、ジャガイモのそぼろあんかけ、味噌汁、牛乳。

今回の入院、最後の病院での食事です。

昨日まではこれで本当に予定通り退院できるの??っていう身体の状態だったのですが、何とかできそうな感じにはなってきましたね。

ゆっくり歩けるようにもなりましたし。

でもお腹に力が入ったりひねったりすると痛みが走るので気を付けながら。

あと痛み止めを上手く活用することが大事ですね。

薬をもらって無事退院です。

 

手術後の痛み、違和感、腫れなどは?

家に帰ってからもお腹の痛みはあります。

腹筋の痛みが大きいですね。ひどい筋肉痛という感じです。

お腹に力を入れると痛いです。くしゃみとか咳とかできないくらい。あと笑うことができないくらい痛かったです。だから家族とか友達とかにお願いだから面白いことを言わないで~って感じ。

でもこういった痛みも一日一日、だんだんと軽減されていきました。ほんと日に日に回復していきましたね。

一日三回の痛み止め薬もだんだん減らしていき、退院後、2,3日で必要なくなりました。

少しづつ体力の回復のために外を歩きに行ったり。もちろんいつもよりゆっくりペースから始めましたが。

 

便秘

あと僕の場合、手術後に便が出なくて退院して家に帰って2日目くらいまで便秘になってしまいました。

これを便秘というのかどうかはわかりませんが。これは看護師さんの話によると結構なる人は多いそうです。

特に苦しいとかなかったので大した状態ではありません。でも腹筋に力を入れられないので気張ることができないんですよね。

だから本当に力入れないでもスムーズに出るまで待たなければなりませんでした。

退院した翌日にはだんだんと出てきました。

 

食事や飲酒など飲食制限は?

退院後の食事や飲酒制限などについては特に何も言われませんでした。

だから全く気にせず。

退院した日にお酒も飲んでいました。すきなので。量はいつもより控え目でしたが。

飲んでも別に大丈夫でした。

もちろん個人差とかあるかもしれないので確かなことは分かりません。この辺りは自己責任で。

 

手術後の筋トレは?

僕は運動不足解消のために簡単な筋トレを習慣にしていたのですが、退院後はさすがにしばらく控えました。

習慣にしていると結構筋力が衰えることが気になるのですが、ここは焦りは禁物かなと。特に腹筋は良くないでしょう。

手術後の注意事項に、1カ月から3か月程度は重いものを持たないようにとあったので。

激しい運動や重いものを持つこと、腹筋に強い力を入れることは控えた方がいいと思います。

手術で入れたメッシュがずれることが考えられるそうですね。

やっぱり時間が経った方がよりそのメッシュが体になじむようです。

 

再発の可能性

鼠径ヘルニア(脱腸)の再発の可能性というはやはりあるということが手術前の先生の話でもありました。

再発したら、また手術?ですよね。

これはできるだけ避けたいです。

ですので手術後のある程度の期間は激しい運動や重い荷物を持つなどは控えたいと思います。

とはいっても普通に生活する分には特に問題を感じません。これでもし再発してしまったらしょうがないという感じですね。

あと今回僕は右側を手術したのですが、右側を鼠径ヘルニアになる人は左側もなりやすいということも言われました。

原因として運動不足があるようなので、基本は歩くことだと思うのでこれからはウォーキングも習慣にしようと思います。

 

手術費用

費用は二泊三日の入院と手術費用で155000円程度でした。

病室は個室にしたのでその分も合わせて。

あと、手術前の検査など諸々の診察料が約2,3万円かかりました。

退院後に傷口の状態などを診てもらうために2度通院しました。

手術後、一週間、二週間後です。こちらの通院は数百円程度の受診料でした。

ですので合計で180000円程度といったところでした。

※お住まいの市町村に申請する高額医療費の限度額が制限される制度を利用されると実際の費用が抑えられるので是非確認されてみてください。収入によって限度額が定められます。

自分の場合は限度額まで達さなかったので治療費、入院手術費用をそのままの金額を支払うことになりました。

 

生命保険について

生命保険はもちろん利用しました。

自分の場合は日本の大手生命保険会社の総合的なプランに入っていたのですが、手術、入院に対しての一括的な給付金、あとは入院の日数に対する費用が保証されました。

ですが自分の場合は、全体で使った金額に対してマイナスでした。

 

最後に。術後の違和感などは?

人生初の入院、全身麻酔、手術はとても貴重な体験でした。

世の中には様々な理由で手術をされている人がいること、またその大変さをしみじみと実感しましたね。もっと大変な手術は色々とあると思うので…。自分が体験しないと分からないことばっかりだなと。

日に日に痛みも軽減されて普通に動いていますが、まだ病気になる前の以前に比べて完全とはいえません。

やっぱり微妙な痛みを感じる時もありますし、メッシュを入れたところに多少の違和感も感じる時もあります。しゃがんだ時に異物感というか。

でもまあしょうがないですね。手術をしたので。特に問題ないなら気にしません。

 

…とこんな感じの鼠径ヘルニア(脱腸)手術体験記でした。またその後の経過など、何かあればこちらで追記したいと思います。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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